もともとIT業界では、フリーエンジニアとして働く人が多いといわれます。
特に現代では、ライフワークバランスや収入の増加を考え、独立を考えるエンジニアが増えています。
ですが、独立した人がすべて希望通りに時間や収入を確保できているわけではありません。
独立して成功するには、ベースとなるスキルセットを身につけていることが大切です。
独立する人が目指すべきスキルセットの一つが、実務経験です。
一定の実務経験がないと、一時期は案件を獲得できても、継続して仕事を続けることが難しくなります。
目安となる実務経験年数は3年とされ、任された仕事を一人で完了させる能力が必要です。
この点は、フリーエンジニアに即戦力としての能力が期待されていることからも妥当と言えるでしょう。
フリーランスになると、会社員時代以上にコミュニケーション能力が求められます。
プロジェクトの多くは、一人で開発するというよりも、チームを組むなどして大人数で行います。
フリーとなれば、同じ会社の気心が知れた人はいないことになるため、積極的にコミュニケーションを持つこと、コミュニケーションをとることにストレスを感じないことが大切です。
独立して案件を獲得するためには、営業力も必要です。
会社員時代に営業をする経験はないかもしれませんが、提案力や交渉する力を身につける機会はあるはずです。
本業と営業に加え、経理なども自分でやらなければならないので、進取の気性が必要です。
このようにして独立後に高額案件を獲得するためのスキルセットを身につけておけば、フリーランスとしての成功に一歩近づけるでしょう。